KASOUKEN  一般社団法人  火 葬 研
 ASSOCIATION OF RESEARCH INITIATIVES FOR CREMATION,FUNERAL AND CEMETERY STUDIES
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 火葬研
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 トリビア‐墓地

  都会の中心にひっそり佇む納骨堂 墓地(納骨堂・合葬墓)/日本・東京

ビルの谷間に佇む、周囲の建物と違う雰囲気を醸し出しているこの建物は納骨堂です。
都会のど真ん中、主要幹線から奥に入った、周りは超高層ビルに囲まれ、ぽっかり空いた都市のボイドのような場所にひっそり佇んでいます。人があふれる表の喧騒から離れて、とても静かです。足元には水盤が作られ、水音が響いています。ここなら故人も静かに眠れるかもしれません。

この只者ではない特異な形は、著名な建築家のデザイン。
寺院的なモチーフは一切ありませんが、どことなく宗教的な雰囲気の感じを受けるのは私だけでしょうか。


葬送デザイン部会 S



  伝統建築を模した納骨堂    墓地(納骨堂・合葬墓)/日本・東京

この建物は何でしょう?。

都内近郊にある某所、お寺さんの納骨堂です。
左隣にはマンションが建っていますが、これはお墓のマンション。搭状の建物に宝形の屋根が乗り、黄金に輝く相輪が突出して、まるで、仏塔のようです。

お寺さんですから、伝統的な仏教建築のように相似して作るのはいいと思いますが、本堂よりも大きく、かつての伽藍のスケールとはかけ離れた存在には圧倒されるばかりですね。隣のマンションと引けを取らないスケール感は、 現代の寺院のあり方を象徴しているようでもあります。


葬送デザイン部会 S



  山肌に広がるバルセロナの墓地   墓地(霊園・墓地)/スペイン

スペイン・バルセロナにあるモンジュイックの墓地と火葬場を訪問しました。

写真手前の石済み壁が火葬場で、その奥に丘の上まで石積みの壁墓地が広がっています。
壁墓地は、丘陵地を段状に造成し、よう壁に柩や骨壺を安置できる穴を設け、積み重ねた形状をしています。墓地と火葬場は、同じような石積の外観で統一され、葬送の地として一体感のある風景を創っています。
その風景は地中海沿岸の明るい陽光と開放的な空気感に包まれ、スペイン人の民族性や気質が感じられました。


葬送デザイン部会 S



  ヴェネツィアの海に浮かぶ墓地の島 
               サン・ミッシェル島
                  
墓地(霊園・墓地)/イタリア

地図を広げると、ベネチアングラスで有名なムラーノ島とヴェネツィア本島の間にある島に目がとまる。
さすがヴェネツィアというべきか、サン・ミッシェル島は丸ごと墓地で、まさに海に浮かぶ墓地の島である。

フォンダメンテ・タオーベ埠頭から水上バスで島に向かうことができる。
ここは15世紀に教会がつくられ、ナポレオンが市民の墓地として布告したと伝えられるところである。
ヴェネツィアの島々の至るところにある墓が、ペストの感染の原因と考え、街から離れた、サン・ミッシェル島を墓地専用とすることを決めたのである。
島全体が煉瓦造りの城壁に囲まれ、糸杉の緑がこぼれる。船着場から教会の中庭にでる。
著名な歴史の人物の墓と記念碑はアクセスしやすい場所にある。
アーケードの床には、墓誌が嵌め込まれている。床の下にも棺が納められている。
アーチの一つをぬけると、高さ3mもある長い壁に、レリーフで飾られた墓誌が美しくならんでいる。


葬送デザイン部会 T



  故人を見守る大仏        墓地(霊園・墓地)/日本・茨城

霊園や寺院には、墓地を見守るように大仏様が鎮座しているところがあります。
家族や故人が仏教徒であれば別ですが、特に宗教的な思いもなければ、なんとなく仏式のお別れを行って仏式の墓石に埋葬されていくのでしょう。

まあ、信仰心はなくとも、古くから慣れ親しんだ仏様が見守ってくださるのであれば、一般的な日本人としては、すんなり受け入れられるだと思います。

上の写真は「牛久の大仏」。世界一の大きさの立像で、内部には仏教を知ることができる様々な空間が階ごとにあり、言ってみれば建物となっており、最上部には展望台もあります。

日本の火葬の普及は釈迦が火葬されたことにも起因しますから、その偶像としての大仏に見守られていれば、故人も極楽浄土にて楽しく過ごしていると思うことができますね。


葬送デザイン部会 S



  現代を見つめる大仏       墓地(霊園・墓地)/日本・北海道

この写真は北海道にある通称「頭大仏」です。
なぜ「頭大仏」と呼ばれるかというと、大仏様自体が丘の中に鎮座しており、遠目には頭が丘の上に飛び出て見えるからです。
丘はラベンダーが一面植えられ、季節にはラベンダー色に染まります。丘の中へトンネルを進むと、全体像を見ることができる仕掛けとなっており、ドラマチックなロケーションにより人の好奇心を駆り立て、今では観光地化し、来場者が後を絶たないそうです。

特別な信仰はなくとも、行ってみたいと思わせるこの仕掛けは、かの有名な建築家、安藤忠雄氏によるものです。

鎌倉の大仏にもかつては伝統的な意匠の上屋があったそうですが、この頭大仏は、上屋としての大仏殿ならぬ自然の丘を纏うという斬新な手法によって、現代を見つめる大仏となったのでした。


葬送デザイン部会 S



  世界一美しい墓 タージ・マハル  墓地(墓石・モニュメント)/インド

タージ・マハルは世界一美しい墓とも呼ばれ、ムガル帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンの妃ムムターズ・マハルの墓である。世界各地から貴石が取り寄せられ、多くの職人のもと二二年といわれる長い歳月と天文学的な費用をかけ、一六五三年に完成したとされている。
赤砂岩でできた正門を抜けると、正面に四部庭園があり、その奥にタージ・マハルが完全な左右対称な姿を現す。

シャー・ジャハーンは、この後ヤムナ河の対岸に、黒大理石で自分の墓を建て、両者を橋で結ぶ計画をしていたといわれる。しかしその夢はかなわず、息子に幽閉され、死後は妃の横に葬られることとなった。
全てが左右対称にデザインされている中で、シャー・ジャハーンの墓だけが唯一、非対称の存在となっている。


葬送デザイン部会 T



  森に包まれた慰霊塔    墓地(墓石・モニュメント)/日本・神奈川

私の住む街にこんな慰霊塔がありました。
気になり市のホームページを調べてみると、「市内戦没者を合祀し、その御霊を弔慰することを目的に慰霊塔を設置しています。」とあります。もともとは、旧日本軍が建立したものですが、戦後国から譲り受けたとあります。
中々立派で、長い参道があり、慰霊塔は森の木々に包まれ、静かな環境に包まれています。
慰霊塔の形態は墓石を拡大したような基壇と塔部によって構成されたよくある形状です。

人々は、鎮魂のためにモニュメントを建て、永続的に祈る聖域を残していく。そんな性質を持っているようです。それを表現するモニュメントの形態はいろいろあるのではないでしょうか。

これから折々に紹介したいと思います。


葬送デザイン部会 S



  花を手向ける場      墓地(墓石・モニュメント)/日本・神奈川

私が通勤する歩道わきにいつも花が手向けられています。枯れてくるといつの間にか新しいきれいな花に変わっています。
これは推測でしかありませんが、どなたが交通事故でこの場所で亡くなられたのか、そんな思いがします。
この花を見るたびに、いつも花を手向けている何方かの大切な人への深い思いと、癒えないでいる悲嘆の苦しみが伝わってきます。
きっと、お墓もあるでしょうし、自宅には祭壇もあるかもしれません。そういった供養するにしつらえた場所以外に、アクシデントのあった場も本人にとっては大事な弔う場所としてあり続けるのでしょう。

弔う場所として火葬場はどうあるべきか常に悩んでいますが、人の思いはそれをはるかに超えて、深く重く永いものだと思い知らされました。


葬送デザイン部会 S



  光り輝くGokuRakuJodoな納骨堂  墓地(納骨堂)/シンガポール

シンガポールには政府設置の納骨堂と民間の納骨堂があり、多民族国家の多様な価値観や葬送習慣を傍受することができます。
簡素な政府設置の納骨堂に対して、民間の納骨堂は煌びやかな装飾が施され、目を見張る豪華さを売りとしています。
豪華絢爛・極楽浄土に憧れる華人の死後の世界への価値観を体現した祭祀施設であり、日本とは異なる死後の世界に対する価値観を傍受することができます。
また近年は納骨堂の建設をビジネスチャンスと捉え、外資系企業の参入も行われています。


葬送デザイン部会 K



  なぜここに?二葉亭四迷終焉の碑   墓地(納骨堂)/シンガポール

ロシア文学家、翻訳家、小説家である二葉亭四迷は1908(明治41)年に朝日新聞特派員としてロシアへ赴任しましたが、1909(明治42)年5月10日、肺を患った二葉亭四迷は、帰国途上の日本郵船賀茂丸船中(ベンガル湾)にて死去します。そして日本郵船賀茂丸がシンガポールへ到着した同年5月13日、当地で火葬されました。そして1929(昭和4)年7月14日にこの終焉の碑が建設されました。

なおこの碑はあくまでも記念碑であって墓ではありません。遺骨の全ては日本へ還ってきており、東京の染井墓地に埋葬されています。


葬送デザイン部会 K




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